2005年07月15日

少量なら隠し味

コカイン・ナイト
著者:J・B・バラード 新潮文庫

一つまみの塩があんこの甘味をひきたてる。

停滞し終わりなき平凡な日常を活性化するのはちょっとした犯罪であった。

コカイン・ナイトを読んでいて連想したのが、森達也の「A2」だった、過疎化で死んでいた村がオウムと言う異物によって活性化した、そんなシーンがあった。

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2005年06月28日

民営化でどうなる?

反米の世界史「郵便学」が切り込む
著者:内藤陽介 講談社現代新書

イメージとして、郵便学は郵便制度のシステムやら歴史について研究する学問だと思っていた。しかし郵便は国営メディアであり、切手や消印のデザインにその国に思想が反映されるものらしい。切手や消印、封筒のデザインあるいはなんらかの理由で配達不能(例えば戦争など)になった手紙に貼り付けられた付箋などからそれぞれの国家の状況を分析するのが郵便学の仕事らしい。

本書であつかっているのが、ハワイ、フィリピンから北朝鮮、イラクまでそれぞれの国の切手や消印をサンプルにそこに現れている思想を分析している。

郵便と言う身近な視点からの切り口だけに面白い。

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2005年06月22日

「賢者の石」再読

「賢者の石」と言っても、「ハリー・ポッター」でも「鋼の錬金術師」でもない、コリン・ウィルソンだ。

これも10数年前に斜め読みしてそれっきりだった。古本屋の店頭の¥100均一のワゴンの中から発見。

パラパラ見てみると、ラブクラフト「ネコロノミコン」とかシェイクスピア、フランシス・ベーコン同一人物説とか美味しそうなネタがしこんである。

詳しい事は読了後、再び報告。
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2005年05月13日

島尾敏雄を知ってるかい?

「死の棘」日記、これは凄い僕の知る限りの身辺雑記ブログ(僕のも含む)はこの本に負けている。比べること自体失礼か。

敏夫の字が間違っていました。訂正します。ごめんなさい。
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2005年05月02日

ねじまき鳥クロニクル再読

海辺のカフカを読んでいたら、ねじまき鳥クロニコルを再読したくなった。どちらも高松市にかかわりがある、なぜか?

高松と言うと雨月物語の白峰を思い出すのだが。

村上春樹の作品はクールでドライなイメージがあるが、日本の古典文学的に結構ウエットだ、古典文学のエッセンスを直接には分からないよう詰めこんであると言うのか。

映像化が難しいと言われる、村上春樹だが黒澤清がなにか面白い映像を作れそう。
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2005年04月24日

いまさらながら、海辺のカフカの感想

村上春樹さんらしい構成。

1.女の人が行方不明になる。
2.猫が行方不明になる。

ただ村上さんらしくない登場人物がホシノちゃん。いやむしろ後半のナカタさんとホシノちゃんの珍道中が田村カフカ君のエピソードより面白かった。途中から田村カフカ君の話を飛ばして、ナタタさんとホシノちゃんの話を先に読んだ。ホシノちゃんの話は読み終わってから、もう終わりもうちょと読みたいなと思った。

村上さんには、ホシノちゃんを主人公にした作品を書いてほしい。

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2005年04月14日

極限状況を読む

昨日書いた野火と同様の極限状況を描いた小説が、武田泰淳の「ひかりごけ」これは映画化されている。あと映画では「生きてこそ」があった。それから野上弥生子の海神丸と三浦哲郎のおろおろ草紙。どれも一読、一見の価値有り。
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2005年04月13日

野火再読

城山三郎さんの「人生に二度読む本」を読んで、大岡昇平さんの「野火」を読みたくなり再読。

平易な言葉で書かれているのに何度読んでも、P160まで来るとゾクッとする。
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2005年03月18日

サブリミナル・マインド、雑記

1.「サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ」の続き、極度の緊張状態(パニック状況、大事故、殺人、深い喜び、深い悲しみ、大爆笑)の生理的興奮はその原因にかかわらず同一の生理的状態であり、その状況に因りラベルづけ、帰属か決定される。

なにか混乱している時、やさしい声をかけてくれたり、親切にしたもらったりするとその人に好意をもつよね。

 と言うことは佐野量子さんに似ているAさんをパニック状況にして、僕がうまく彼女をおちつかせれば・・・・・なんてうまくいくかな。

2.「宮台真司interviews」再三再読、自意識の強い人(僕もだよ)が自意識を克服するのはたいへんだよ。かつての女子高生も着地点を見つけた訳ではない。

3.堀江社長みたいな人、これから沢山出てくるんだろうな。
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2005年03月11日

僕はノリの悪い方です

 ダビンチ4月号、宮台真司さんは「オン・ザ・ブリッジ」でノリの良い/悪いについて述べておられる。ノリのいい奴はお祭りなんかで盛り上がれる奴のことで、ノリの悪い奴とはクラブなどに行っても踊れない奴のこと。思想・政治的立場とは別にして、ノリのいい奴を右、ノリの悪い奴を左と便宜上呼ぶ。同様のことを須原一秀さんは「高学歴男性におくる弱腰矯正読本」、で詳しく論じている。

 実を言うと僕はノリの悪い方です。踊れないんですよね、そういう場にいっても。もう一人の自分がみっともないダンスをしている自分をモニタリングして、なんか格好わるいなと自意識が過剰になってしまうんですよね。

 もう10年ぐらい前になるけど、野外レイブが流行っていた、鶴見斉さんが「檻のなかのダンス」でレポートしています。野外レイブでは動きやすい格好(ジャージでOK)、夜間、行われるから回りの目を気にせずダンスが楽しめる。僕もその時期に野外レイブに通っていればよかったなあ、なんて思っています。

 少なくてもノリのいい人を嫉妬しない様、心がけています。



 


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2005年02月12日

週末に読む本を買った

 水木しげるの「神秘家列伝 (其ノ3)」角川ソフィア文庫と阿部重和の「シンセミア」上下巻の3冊。神秘家列伝は出口王仁三郎・役小角・井上円了・平田篤胤。出口王仁三郎といえば大本教をモデルにした高橋和己の「邪宗門」朝日文芸文庫あの天才宮台真司が中学生の時耽読して大いに影響を受けた。宮台真司が「援交から革命へ―多面的解説集」を発表した後、文庫本化に際「援交から天皇へ」朝日文庫へにタイトルを変更した。この間、宮台になにがあったのか邪宗門を再読すれば何かわかるかもしれない。邪宗門は、日本の文化・歴史と云う地層の地表から最下層まで太いパイプを突き立てるとそこから強く土と血の匂いがする、そんな感じの小説だ。
 シンセミアは斉藤環さんの「文学の徴候」にとりあげられていて、面白そうなので読みたいと思っていたけど¥1785で上下巻だからなかなか手を出せなかった。個人的に嫌なことが重なって、つい衝動買いしてしまった。この本を評してガルシア・マルケスの「百年の孤独」やドフトエフスキーの「悪霊 」(上下巻)新潮文庫が引用されている。僕としては「蝿の王」新潮文庫プラス「吉里吉里人 」(上下巻)新潮文庫を加えたい。ザックリ読んで見た感想は感情移入出来る人物が居ない、最近ライトノベルばかり読んでいたせいか、よけいにそう思える。もし21世紀の日本にドフエフスキーが現れたら、多分こんな小説を書くだろうなと思う。もう一度じっくり熟読しよう。
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2005年02月07日

大槻ケンヂの「我が名は青春のエッセイドラゴン!」を読んだ。

オーケンの我が名は青春のエッセイドラゴンを読んだ。笑った、そこには昔の僕がいたから。女の子をケント・ギルバートのトークショウに誘ったり、デートに学生服を着ていったり、何を話していいか分からないからロバート・フィリップのギターテクニックについて話をしたり。自分は、他のつまらないやつ等とは違うんだとサブカル知識を身につけたり、アングラ文化に浸ったりして。でも女の子と楽しいお話をする為には見事に役に立たないんだよねこれが、むしろ足枷になってしまうぐらいだ。僕もオーケンと似たようなことやってたよ。
女の子と二人だけになると「何か面白いこと話さなくては、意味のあることを話さなくては」と思い込んで何も話せなくなって、よりによってと思われるような変な話をしてしまうんだよ、なぜか。今でも意味の無いことを楽しく話せる人はうらやましいよ。
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