2005年10月01日

ディズニー、ネオコン、マトリックス

pfaelzerweinさんはネオリベラリズムにかなり警戒心を持っておられるようだ。たしかに80年代から現代に至るまでのアメリカ・イギリスの様子をみれば、特に最近のカトリーナによる惨状を見たならば用心深くもなる。

ネオリベラリズムは内政において再分配による怨念緩和よりも、優勝劣敗の肯定による権益移動を肯定し重視する。これを外交に展開するのがネオコンらしい。
簡単に言ってしまえば、ネオリベラルは内政において1.福祉カット、2.高所得者優遇。ネオコンは内政ではネオリベ路線を踏襲しつつ、ネオリベ路線を世界へと言う事だろうか。

アメリカン・ディストピア 著)宮台真司×神保哲生:春秋社、この本にその事が面白く解説されている。曰くネオコンはディズニーランドに例えられる。

実際のディズニーランドはアドベンチャーランド、ファンタジーランドなどエリアに分かれていて好きな時に好きな所に行ける。
それぞれのエリアから他のエリアは不可視になっている、ただしシンボルのシンデレラ城だけは各エリアから見ることができる。
ディズニーランドは地下に汚水処理システムや物流システムの様なエリアからは見えないインフラによって支えられている。

以上の事を踏まえた上で、デズニーランドをネオコンに例えてみる。
シンデレラ城はネオコンで、ここは地下のインフラをもコントロールしている。
ディズニーランドの住人は世界はディズニーランドであると情報操作されている、世界=ディズニーランド、国家・社会=各エリアと言う訳だ。

ディズニーランドのインフラから外れたエリアの人々がディズニーランドの住人になりたいと言えば、シンデレラ城の主人は、誰もがディズニーランドの住人になりたがっているならば邪魔をする無粋な奴らは排除してやろうじゃないかと言う。
ディズニーランドではシンデレラ城の主人の設計した最低限の自由と人権がある、厳しい条件付きではあるが。多少のことに目をつぶれば何がいけないのか?となる。

そこでネオコンのなにがいけないのかを分析するためのサンプル、マトリックス・リローデットの登場である。

続きは次回
posted by 秘密組合員 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご紹介有り難うございました。

ディズニーランドは、見学した事が無いのでこのような思考モデルを知りませんでした。先日も香港にオープンして、中国大陸で足掛かりを固めたランドの話が新聞に載っていました。

中国のお客さんは、「狭い、小さい」、「食事もこれはなんだ」と大変お怒りのようです。なるほど、中国の方には小さくなった作り物のお城や高くて詰まらない食事では満足出来ないらしいです。

本部の営業戦略担当も大きな課題を背負ったように思えて、今後の成り行きが楽しみです。
Posted by pfaelzerwein at 2005年10月04日 01:16
pfaelzerweinさんコメントありがとうございます。

実は私もディズニーランドを訪問したことがありません。今後も自分の意志で出向く事は無いと思います。私の知り合いも、彼女や女房子供にせがまれて嫌々ディズニーランドへ連れて行ったケースがほとんどです。
Posted by 秘密組合員 at 2005年10月04日 03:09
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